各キャリアの基地局数を比較！サービスエリアに影響する基地局は重要な存在

ココでわかること

『基地局の数』は、次の3つに直結してきます。

この記事では、
現在主流の4G/LTEはもちろん、次世代規格5Gなどの基地局数を確認することができます。

自分が使っているキャリアや、使う予定のキャリアの基地局数を確認してみてください！

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基地局って何？役割について

基地局とは：通信を中継するためのもの

スマホ同士が直接通信しているわけではない

例えば、東京から大阪にいる人にLINEをしたとします。この時、東京のスマホから発せられた電波が、直接大阪のスマホに届いているわけではありません。
(※4G/LTEや5Gといった周波数帯を利用した通信の場合)

基地局などを経由してスマホ間の通信が行われる

実際には、基地局や交換局などを通り、相手のスマホに間接的に届いています。次のようなイメージで通信しています。

※移動体通信システム(3G、4G/LTE、5G)を使った通信の場合です。

相手が目の前にいたとしても、基地局と繋がる範囲にいないとLINEできない

たとえ、通信する相手が近くにいたとしても、自分と相手が基地局と繋がる範囲にいないと通信することができません。

出典/総務省 携帯電話基地局とわたしたちの暮らしより抜粋

スマホキャリア4社の基地局数｜2024年1月公開情報

総務省が2024年1月に公開した、2023年度の基地局数を見てみましょう。こちらが一番新しい総務省の情報となります。
3種類(3G、4G/LTE、5G)の基地局数をまとめました。

【2024年1月公開】2023年の基地局数

3Gサービスは2026年までに徐々に終了していきます。ですので、4G/LTEと5Gに注目してみましょう。

4G/LTEや3Gについてはドコモが多い

4G/LTEや3Gの基地局数については、ドコモがトップとなっています。

5Gの基地局数はソフトバンクがトップ

2022年になってから、ソフトバンクの5G基地局数がトップになりました。2021年まではドコモの5G基地局数がトップでした。

楽天モバイルは圧倒的に少ない

楽天モバイルの基地局は他社よりも圧倒的に少ないです。まだまだこれから！と思いたいところですね。

次は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の基地局数をそれぞれ確認してみましょう！

ドコモの基地局数・エリア

5G基地局数は1年間で約1.5倍増加

2022年の5G基地局数は19,716でした。2023年では30,899ですので約1.5倍増えています。もしかしたら皆さんも、5Gのつながりやすさを実感しているかもしれませんね。

基地局数がカギ

5Gのミリ波の特徴として、距離が短く途切れやすいといったデメリットがあります。そのため、4G/LTEの『基地局の数』がカギになってきます。ドコモの基地局数の合計は他社よりも多いので期待できそうですね！

ドコモのサービスエリアを確認する

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auの基地局数・エリア

auも十分な5G基地局を保有している

ソフトバンクの数には及びませんが、auは基地局を十分に保有していると言えます。実際、楽天モバイルに回線の一部を提供しています。

回線の一部を楽天に提供している

auと楽天による新しい協定によって、2019年10月1日～2026年9月30日までの期間、auから楽天モバイルへのローミング提供をすることが決定しています。auもまだまだ余力があるようです♪

auのサービスエリアを確認する

楽天へのローミング提供について

auひかりの料金プラン・注意点について

ソフトバンクの基地局数・エリア

5G基地局数は1年で約1.6倍増！2023年もトップ

2022年の5G基地局数は39,051でしたが、2023年では39,051に増えています。1年間で約1.6倍も増設されたことになります。5Gについてはサービスエリアをご覧ください。

ソフトバンクのサービスエリアを確認する

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楽天モバイルの基地局数・エリア

基地局が極めて少ない

スマホキャリアに参入したばかりということもあり、基地局数が他社に比べて極めて少ない状況です。そのため、楽天の基地局だけではエリアをカバーしきれていません。

auに回線の一部を提供してもらっている

基地局数が不足しているため、auのローミングサービスを提供してもらうことで楽天が使えるエリアをカバーしています。

楽天のサービスエリアを確認する

パートナー回線(au)のサービスエリアを確認する

安さには理由がある

楽天モバイルには次のようなデメリットがあります。

データ使い放題などのメリットはある

しかし、楽天モバイルには以下のようなメリットもあります。

使い放題という点には多くの方が魅力を感じるポイントではないでしょうか。100GB以上使えて、データ使い放題なのは嬉しいですよね。こういったメリット・デメリットがあることを理解した上で申し込むようにしましょう。

データ通信量について

ちなみに、データ通信量の目安については以下の記事を参考にして下さい。

楽天回線のエリアに注意

『パートナー回線(au)を含むエリア』ではなく、純粋な『楽天回線のエリア内か』という点に注意しましょう。

なぜかというと、楽天回線エリアの範囲外だと、実質的に月間5GBしか使えないことになってしまうからです。

検討中の方は、パートナー回線エリアではなく『楽天回線のエリア』を必ず確認してから申し込むようにしましょう。

基地局数を比較｜5年間推移

さいごに、各社の基地局数の推移を比較してみましょう。5G、4G/LTE、3Gそれぞれの推移をまとめています。

5Gの基地局数を比較

ソフトバンク躍進！2022年から5Gの基地局数が最多に

2023年の5G基地局数については、1位： ソフトバンク、 2位： au、 3位： ドコモ、 4位： 楽天モバイルの順に基地局数が多いですね。ちなみに2021年まではドコモの5G基地局数がトップでした。各社の基地局数については上記のテキストリンクからご確認ください。

5Gは基地局数が重要

電波が途切れやすいという5Gのデメリットを補うためには基地局数が重要になります。今後の基地局数の増加量に注目ですね！

4G/LTEの基地局を比較

ドコモの基地局数がトップ

4G/LTEについては、ドコモが他社を圧倒していますね。

楽天以外は減少傾向

極端に基地局数が少なかった楽天モバイル以外は、全体的に減少傾向にあります。

楽天の基地局数が1年で約1.3倍増

楽天モバイルは2022年から2023年の1年で約1.3倍に増えました。基地局数はまだ及びませんが、楽天モバイルユーザーはつながりやすさを実感している人がいるかもしれませんね。

4G/LTEは今後も活躍！

広い範囲をカバーできる4G/LTEは、今後も5Gのサポート役として活躍していきます。

3Gの基地局を比較

3Gは全社減少

3Gの基地局に関しては全社減少しています。需要は5Gや4Gにシフトしています。

auは1年で一気に0に

3Gサービスの終了に伴い、auの3G基地局数は47,099から一気に0になっています。

3Gサービスは2026年までに終了する

次世代規格の登場により、3Gサービスが終了します。ドコモは2026年3月31日、auは2022年3月31日、ソフトバンクは2024年1月31で終了となります。

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