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「人口カバー率」って何?計算方法や各社の人口カバー率などを解説!

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ネットワークの人口カバー率
人口カバー率とは?

「スマホなどの電波がどれくらいの人に届いているか」を調べた数値(%)です。

現在は、地図を500メートル四方の四角に分けて計算する メッシュ方式という算出方法が主流となっています。

※つながりやすさは 基地局の数も重要になってきます。

数値」の割には誤解も多いため、数値にまどわされないように正しい仕組みを知っておきましょう。

この記事では、人口カバー率の計算方法や、通信事業者各社の人口カバー率などを確認することができます♪



1. 人口カバー率とは?しくみと計算方法

人口カバー率とは?

人口カバー率99%」というような高い数字を見ると、全国どこでも使えるような印象を受けますよね。しかし、数字だけでは見えにくいポイントもあります。

人口カバー率とは、ある通信サービスが利用可能なエリアに居住する人口の割合を示すものです。多くの場合、「国勢調査などで把握されている人口のうち、サービスが届く範囲に居住している人の数」をベースに算出されます。

現在は メッシュ方式という算出方法が主流となっています。

メッシュ方式について(計算方法)

メッシュ方式とは?

メッシュ方式とは、地図を細かい四角(メッシュ)に分けて、どの四角で電波が届いているかを確認して計算する方法です。

計算方法(手順)

  1. 地図を500メートル四方の四角に分けます。
  2. 1つの四角の中で電波が半分以上(50%以上)の面積に届いていれば、その四角に住んでいる人たち全員が「電波が届いている」として数えます。(100人住んでいたら100人)
  3. 49%以下の面積の場合はカバーされていないことになります。(100人住んでいても0人)
  4. 電波が半分以上届いている四角に住んでいる人たちを全部合計して、全国の人口(国勢調査の常住人口)と比べて割合を出します。

メッシュ方式のポイント

  • 地図をたくさんの四角に分けて計算する
  • 電波が届く面積が50%以上かが重要
  • 50%以上の場合は住人全員をカウントする
  • 49%以下は0人でカウント
  • 山や森の中など、人が住んでいないメッシュについては、そもそもカバー率の計算には含まれない。

人口カバー率99%だからどんな場所でも使えるというわけではない

実際には、建物の構造や周囲の地形などによって電波が届きにくい場所が存在します。そもそも、山や森の中など人が住んでいないメッシュについては人口カバー率の計算には含まれていません。人口カバー率99%だからといって、日本のどの場所でも使えるというわけではないので注意しましょう。

都市部と地方での偏り

大都市圏の人口が多いため、都会を中心にカバーすれば数字が一気に高くなる傾向があります。地方や山間部に行ったときに「つながりにくい」と感じてしまうのは、この人口集中が背景にあるかもしれません。



市町村事務所方式について(計算方法)

市町村事務所方式のイメージ

市町村事務所方式は、市役所や町村役場がある場所で電波が届くかどうかを基準にして計算する方法です。主に2013年以前に使われていた方式となります。

「国内総人口に対する、市町村役場において携帯電話サービスの利用が可能である市町村の人口の総和の割合」と定義されていました。

計算方法(手順)

  1. 市役所や町村役場を確認します(それには「本当の市役所」だけじゃなく、支所や出張所も含まれる場合もあります。)
  2. その場所で電波が届くかを確認する
  3. その市町村の全人口をカウントする(電波が市役所や町村役場で使えるなら、その市町村全体の人口が「カバーされている」として数える)

総務省の関連資料はこちら

3. 各社の人口カバー率

各社の人口カバー率比較

4G/LTEの人口カバー率

以下の表は、令和6年1月に総務省より公開された資料の一部を基に作成しました。

サービス名4G/LTE
ドコモ99.77%
(800MHz帯)
au99.95%
(800MHz帯)
ソフトバンク99.88%
(900MHz帯)
楽天モバイル98.56%
(1.7GHz帯)
※4G+5Gの人口カバー率は都道府県別に確認可能

参考資料:総務省|令和5年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について
参考資料:楽天モバイル、楽天回線エリアの4G人口カバー率が96%に到達

5Gの人口カバー率

以下の表も同様に、令和6年1月に総務省より公開された資料の一部を基に作成しました。

サービス名5G
ドコモ20.31%
(3.7GHz帯)
au22.64%
(3.7GHz帯)
ソフトバンク31.77%
(3.7GHz帯)
楽天モバイル30.50%
(3.7GHz帯)
※4G+5Gの人口カバー率は都道府県別に確認可能

参考資料:総務省|令和5年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について



回線選びで失敗しないために

回線選びを解説している様子

提供エリアを確認する

契約した後にサービスエリア外だった」ということがないように、提供エリアを確認しておきましょう。

あなたが住んでいる地域だけではなく、よく使用する場所、通る場所をチェックしてみるとよいでしょう。特に、地方や郊外では、電波を飛ばす基地局自体がない場合もあり、一部の回線が利用できないこともあります。

通信速度を確認する

通信速度は、インターネット利用の快適さを大きく左右します。オンライン会議、動画ストリーミング、オンラインゲームなど、用途によって必要な速度が異なるため、自分の利用目的に適した速度が提供されているかを確認してみてください。

また、プロバイダーが提示する「最大速度」だけでなく、ユーザーの口コミや速度測定サイトを参考に「実測値」も確認することが重要です。混雑時の速度低下や、接続の安定性にも注意を払いましょう。

データ容量や料金プランを比較する

データ容量や料金プランは、長期的な満足度に大きく影響します。ライトプランや無制限プランなどありますが、自分の使い方に合ったデータ容量を選びましょう。目安については 100GBのデータ通信量ってどれくらい?をチェックしてみてください。

また、キャンペーンや割引が適用されるか、追加料金が発生する条件があるかも確認しましょう。家族で利用する場合や複数デバイスで接続する場合は、家族割や複数回線割引があるプロバイダーを選ぶとお得になることがあります。

まとめ:数字に惑わされず、自分に合った回線を選ぶことが大事

人口カバー率は、多くのユーザーが回線を選ぶ際の参考にしている重要な指標です。しかし、都市部の割合が高いだけで実際には地方が疎かになっている場合があります。

また、実際の使い勝手はエリアの境界や建物構造などの要因によって大きく左右されます。回線選びの際には、エリアマップをチェックしつつ、可能であれば試用や口コミの確認も行いましょう。

WiFi比較ナビでは、回線選びのコツやWi-Fiに関するお悩み解決などを多数紹介しています。気になる方はぜひ他の記事もチェックしてみてください♪



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